お疲れ様です。クラークです。
「作業中にスマホでLINE返して、YouTube流しながら、頭では次の予定を考える」
…なんて器用なこと、ついやってませんか?
気持ちはわかります。限られた時間で全部こなしたいし、仕事もプライベートも効率よく回したい。でも実は、それ、逆に人生の効率を下げてるかもしれません。
今回は、「マルチタスクのデメリット」について、リアルな日常に落とし込んで語ってみます。
そもそもマルチタスクって何?

マルチタスクとは、同時に複数の作業をこなすこと。パソコンで言えば、複数のウィンドウを同時に開いて、それぞれ操作している状態。
でも、人間の脳って、実は「同時進行」には向いていません。
厳密に言えば、脳は一つの作業を「素早く切り替える」ことはできるけど、「完全に同時に複数を処理する」ことは苦手。
だからこそ、マルチタスクには落とし穴があるんです。
デメリット1:集中力がぶっ壊れる
たとえば、メールを書いている途中にSlack通知が来て、返信して、ついでにTwitterを開いたら…メールの内容、どこまで書いてたっけ?
これ、脳がタスクの切り替えにエネルギーを消費してるからなんです。
ハーバード大学の研究によると、マルチタスクをしている人は、集中力が途切れやすく、生産性が最大40%も低下するとのこと。
つまり「同時にやってるようで、どれも中途半端」になってる。
デメリット2:ミスが増える
「俺はマルチタスク得意だから大丈夫」と思っている人ほど危ない。
アメリカのスタンフォード大学の調査では、マルチタスクが得意だと自称する人ほど、実は認知能力が低い傾向にあったらしいです。
一見すると器用にこなしてるように見えて、実際は見落としや判断ミスが多くなってる。
仕事でも「うっかりミス」が増えたり、人とのやりとりでも「言った言わない」で揉めやすくなるのは、このせいかも。
デメリット3:脳が疲れて余裕がなくなる
一日に何回タスクを切り替えているか、意識したことありますか?
通知が鳴るたびにスマホを見て、また作業に戻って…これ、毎回「再スタート」してるようなもの。
そのたびに脳は少しずつエネルギーを消費しています。
夕方になって「なんか今日、疲れたな…」って感じる日は、マルチタスクで脳を無駄に酷使してるせいかもしれません。
デメリット4:時間が足りなく感じる
不思議なことに、マルチタスクをしてる日は「時間が足りない」と感じやすい。
理由はシンプルで、どれも終わってないから。
ToDoリストに5個書いて、全部同時進行して、どれも8割で終わるより、1個ずつ終わらせたほうが達成感も出るし、進んだ感もある。
「やったはずなのに何も終わってない」感覚は、時間的余裕を奪います。
デメリット5:人間関係にも地味に悪影響
例えば、スマホをいじりながら人と話してると、相手はどう思うか。
「話、聞いてる?」ってなりますよね。
同じように、Zoom会議中に別のメールを処理してたら、肝心なやりとりを聞き逃して、あとで確認し直すハメになる。
マルチタスクは、「今、目の前にいる人」への注意を削ってしまうんです。
それが積み重なると、ちょっとずつ信頼を失ってしまうことも。
じゃあ、どうすればいいの?
✅ シングルタスクを意識する
一つのことに集中して、それが終わってから次へ進む。それだけでOK。
最初は落ち着かないかもしれません。でも、やってみると想像以上に「進んだ感」が得られます。
✅ 通知はすべてオフにする
スマホの通知、全部切ってみてください。Slack、LINE、Instagram、全部。
「自分のタイミングで見る」というだけで、脳の切り替えコストが劇的に減ります。
✅ タイマーで時間を区切る
ポモドーロ・テクニック(25分集中+5分休憩)とか使うと、グッと集中力が高まります。
シンプルに「今から30分だけ、この作業だけやる」でもOK。
おわりに:余裕がないときこそ、マルチタスクは手放そう
忙しいときほど、「一気に片づけたい!」ってマルチタスクに手を出したくなる。
でも、そこであえて「今はこれだけ」と絞ることが、心にも時間にも余裕を作ってくれる近道です。
効率って、「たくさんこなす」ことじゃなくて、「ちゃんと終わらせる」こと。
まずは今日、通知をオフにして、1個の作業にだけ集中してみませんか?
きっと、思ってたよりも早く終わって、余裕が生まれるはずです。