お疲れ様です。クラークです。
現代社会は、常に忙しく動き続けることが求められます。
仕事、家事、育児、SNS…気がつけば、24時間フル稼働なんてことも。
しかし、そんな息苦しい毎日の中で、ふと「何もせずにボーッと過ごす時間」って、実はとても大切だったりします。
多くの人が、「ボーッと過ごす時間」を怠惰なもの、非生産的なものと捉えがちです。
しかし、近年では脳科学や心理学の発展により、この「ボーッと過ごす時間」こそが、創造性や問題解決能力を高め、心身の健康を維持する上で重要な役割を果たすことが分かってきたのです。
ボーッとする時間を取り入れるメリット
さっそく、ボーッとする時間を取り入れるメリットを紹介していきましょう。
私が紹介するメリットは下記になります。
ひらめきが生まれたり、ストレス解消をすることができることがメリットとして挙げられます。
それでは、各項目について紹介していきましょう。
脳が活性化し、ひらめきが生まれる
脳には、大きく分けて「集中モード」と「デフォルトモード」の2つの状態があります。
「集中モード」は、意識的に何か考えたり、作業したりしている時に脳が働く状態であり、「デフォルトモード」は、何もしていない時に脳が働く状態。
一見、非効率的に思える「デフォルトモード」ですが、実は脳にとっては非常に重要な役割を果たしているのです。
デフォルトモードになると、普段は抑制されている様々な脳領域が活性化し、無意識下で情報処理やアイデアの整理が行われます。
つまり、「ボーッと過ごす時間」は、脳を休ませるだけでなく、創造性を高め、ひらめきを生み出すための重要な時間だったのです。
実際、多くの著名人が、入浴中や散歩中など、何もしていない時にこそ、画期的なアイデアを思いついたというエピソードを残しています。
ストレス解消と心の安定
現代社会は、ストレス社会と言われるほど、多くの人が慢性的なストレスを抱えています。
仕事や人間関係、経済的な不安など、様々な要因がストレスとなり、心身を蝕んでいきます。
そんなストレスを解消する上で、「ボーッと過ごす時間」は非常に効果的です。
何も考えずにただリラックスすることで、脳の緊張がほぐれ、心身のリフレッシュにつながります。
また、デフォルトモードになると、感情を司る脳領域も活性化し、ネガティブな感情を整理することができるようになります。
その結果、不安やイライラなどの感情をコントロールしやすくなり、心の安定につながります。
集中力と作業効率の向上
「ボーッと過ごす時間」は、集中力と作業効率の向上にも効果があります。
脳は常に情報を処理し続けており、長時間集中していると疲労し、パフォーマンスが低下してしまうことも。
そこで、「ボーッと過ごす時間」を適度に挟むことで、脳を休息させ、集中力を回復することができます。
休憩後は脳が活性化し、より集中して作業に取り組むことができるようになるのです。
実際、研究によると、25分間集中して作業をした後に5分間の休憩を取る方が、休憩を取らない場合よりも長い時間、集中して作業を続けることができることが分かっています。
ボーッと過ごす時間を上手に取り入れる方法
「ボーッと過ごす時間」の重要性を理解したところで、次はそれを上手に生活に取り入れていきましょう。
生活に取り入れる方法は下記になります。
では、各項目について紹介していきましょう。
1. 意識的に「ボーッと過ごす時間」を作る
忙しい毎日の中で、「ボーッと過ごす時間」を意識的に作ることは意外と難しいものです。
そこで、スケジュールに「休憩時間」として時間を設けてみるのも良いでしょう。
また、通勤時間や家事の合間など、ちょっとした隙間時間を活用するのもおすすめです。
2. 五感を研ぎ澄ませる
「ボーッと過ごす時間」をより効果的にするために、五感を研ぎ澄ませることが大切です。
景色を眺めたり、音楽を聴いたり、自然の音を聞いたりすることで、脳をリラックスさせ、感性を高めることができます。
3. 考え事をしない
考え事をしないようにすることも、ボーッとするために必要な方法です。
せっかくの「ボーッと過ごす時間」に、仕事やプライベートのことなど、あれこれ考え事をしていると、脳が休まらず、効果が得られません。
意識的に考え事をやめて、ただ目の前のことに集中するようにしましょう。
4. 自分を責めない
「ボーッと過ごす時間」は、何もせずにただリラックスすることが目的です。
もし、ついつい考え事をしたり、焦ったりしてしまっても、自分を責める必要はありません。
まずは、自分が「ボーッと過ごす時間」を許すことが大切です。
まとめ
「ボーッと過ごす時間」は、決して無駄な時間ではありません。
むしろ、創造性や問題解決能力を高め、心身の健康を維持する上で重要な役割を果たします。
忙しい毎日の中で、ぜひ意識的に「ボーッと過ごす時間」を作り、心身のリフレッシュと活性化を図りましょう。