時間的な余裕

忙しさから脱出!「一軍予定」ルールで時間に余裕をつくる具体策10選

お疲れ様です。クラークです。

「気づけば毎日予定がパンパン。休む時間も、鍛える時間も取れない。」
――そんな“常時満席カレンダー”から抜け出すカギが、今日紹介する「一軍予定」ルールです。コツは、すべての予定を同じ重みで扱わないこと。

先に“勝ち筋の予定=一軍”を押さえ、残りを二軍・三軍に仕分ける。

これだけで生活に余裕が戻ります。

「一軍予定」とは?

一軍予定=未来の自分を最も楽にする“先行投資の予定”
基準は次の5つのうち2つ以上を満たすもの。

  1. 価値が高い:収入・健康・人間関係・学習など、重要指標に直結
  2. 期限が動かない:不可逆な締切・期日がある
  3. エネルギー効率が良い:少ない時間で大きな効果が見込める
  4. 複利が効く:習慣化・仕組み化につながる(筋トレ、勉強、資産形成など)
  5. 回復を作る:睡眠・休息・散歩・サウナなど、翌日の生産性を上げる

逆に、思いつきの会議“とりあえず参加”の集まり惰性の残業は二軍以下。
「一軍に押しのけられたら実は不要だった」――この気づきが、余白を生みます。


3層構造で予定を仕分ける

  • 一軍:上の5基準に合うもの。先にブロックして死守
  • 二軍:「あると良い」系。候補リストに置き、空きに差し込む
  • ベンチ(削除/保留):やらない、または翌週以降に送る

色分け例(カレンダー):
金色=一軍 / 青=二軍 / グレー=移動・雑務 / 白=余白


「一軍予定」7つのルール

  1. 週の先頭に“一軍”を置く
    日~月のどこかで30分、翌週の一軍を時間で先取り。会議よりも先に“自分の大事”を予約。
  2. キャパ60%ルール
    予定の埋め率は最大60%。残り40%は流動タスク・トラブル対応・回復に回す。
  3. 30%バッファ固定
    毎日90分の白枠を確保(朝30・昼30・夕30など)。炎上時の“安全網”。
  4. 二軍は“仮押さえ”しない
    候補リストに待機。空きが出たら初めて入れる(先に埋めると崩壊の原因)。
  5. 移動も予定化
    外出・通話準備・後片付けまで含めて実時間を確保(15分会議+準備/メモ10分)。
  6. 夜のキャンセルライン
    20時以降の会食・オンラインは週1回までなど“線引き”を決める。
  7. 断りテンプレを持つ
    「今週は一軍予定を優先中です。○日△時なら調整可能です」
    No+代替案で関係を壊さず守る。

実装ステップ(今日からできる)

① 週次プランニング(30分)

  • 週の目標3つ(成果で表現:例「企画書提出」「体脂肪-0.3%」「貯蓄口座へ3万円」)
  • その達成に不可欠な一軍タスクを3~5個抽出
  • 朝の黄金時間90~120分ブロック(週3日以上)

② 日次プランニング(朝3分)

  • 今日の一軍3つを書き出し、締切順に並べ替え
  • 終わったら5分リフレクション(所要時間の誤差・邪魔要因をメモ)

③ 夕方リセット(5分)

  • 明日の一軍をひとつだけ先に置く(朝迷わない)
  • メールは2回時限処理(午前・午後に各20分)

サンプル週間ブロック(例)

  • 月・水・金 7:30–9:00:体づくり(筋トレ+有酸素/プロテイン準備込み)
  • 火・木 7:30–9:00:深い仕事(資料作成・学習)
  • 毎日 12:30–13:00:散歩&昼寝(回復一軍)
  • 毎日 18:00–18:20:受信箱ゼロ(翌日の一軍1つを確定)
  • 土 10:00–11:00:家計アプリ更新・固定費見直し(月1は長めに)

※会食・飲みは水曜のみなど“曜日ルール”にすると、ぶれにくい。

予定タイトルの付け方で生産性が変わる

  • 動詞+成果で記録(×「企画」→〇「企画Aの骨子を出す」)
  • 終了条件を明記(「10枚スライド草案」「見出し案5本」)
  • 集中したい予定の先頭に🔒(通知OFF・会議拒否の合図)

よくある失敗と対策

  • 失敗:隙間があると埋めたくなる
    対策:白枠に「休息」「歩く」「ストレッチ」と予定名をつける(白でも予定扱い)
  • 失敗:会議が多くて深い仕事ができない
    対策午前は会議禁止のチームルールを提案/アジェンダのない会議は辞退
  • 失敗:予定どおりにいかず自己嫌悪
    対策所要時間の誤差を学習。次週の見積もりに反映(“時間感覚の筋トレ”)
  • 失敗:二軍が溜まってストレス
    対策:金曜16時に二軍一掃タイム30分。不要は削除、必要は翌週の二軍候補へ。

「断り」と「交渉」の文例

  • 忙しい週の断り 今週は先約の“一軍予定”を優先しており難しいです。来週火曜の16時であれば30分なら可能です。
  • 会議の短縮交渉 ゴールが明確なので15分のスタンドアップにしませんか?事前に箇条書きで共有します。
  • 飲みの頻度コントロール 平日は水曜のみ外出可にしています。来週の水曜でどうでしょう。

「一軍化」チェックリスト(保存推奨)

  • 今週の目標3つは言える?
  • 毎朝、一軍3つを先に置いた?
  • 予定の埋め率は60%以下
  • 毎日90分の白枠がある?
  • 会議はアジェンダあり/終了条件あり
  • 移動・準備・記録の後処理まで時間を確保?
  • 夜の予定は週1回までに制限?
  • 二軍はリストで待機している?
  • 終了後に5分の振り返りを入れた?
  • 不要な予定を削除した?

まずは1週間の実験から

  1. 今週の目標3つを決める
  2. 朝の90分を3回だけ確保(運動or深い仕事)
  3. 毎朝「今日の一軍3つ」を書く
  4. 夜の予定は週1回まで
  5. 金曜16時に二軍一掃+振り返り

1週間後、疲労の質と達成感がはっきり変わります。
忙しさは“量の問題”ではなく、順番の問題
一軍を先に置く――これが、余白の正体です。

まとめ

  • 「一軍予定」とは、未来の自分を楽にする先行投資の予定
  • 週頭にブロックし、キャパ60%+30%バッファで守る
  • 二軍は候補リスト、夜は線引き、断り文句はテンプレ化
  • 見積もり誤差は学習。毎日5分の振り返りで時間感覚を鍛える

「忙しい」を言い訳にせず、一軍を先に。今週から、余裕あるカレンダーを育てましょう。

ABOUT ME
クラーク
「シンプルに、余裕を持って、楽しく生きる」をテーマに発信しています。 ビルメンテナンス歴10年間の会社員で、資格取得や副業にも取り組みながら、心と時間にゆとりのある暮らしを目指しています。 趣味は散歩、読書、喫茶店巡り、卓球、そして怖い話を聞くこと。 将来は小説家として本を出すことが夢です。