お疲れ様です。クラークです。
朝から晩までタスクに追われ、気づけば一日が終わっている。
「もっと余裕を持って働きたいのに、どうしてこんなに時間が足りないんだろう?」
そんなふうに感じたことはないでしょうか?
カレンダーにびっしり詰まった予定、返信しきれないメッセージ、終わらないToDoリスト。
テクニックでなんとかしようとしても、結局また同じような忙しさに逆戻りする。
それはきっと、「やり方」ではなく「考え方」を変える必要があるからです。
今回は、時間に追われず、余裕を持って働くためのマインドセットについてお話しします。
1. 「全部はできない」と認める

まず大前提として知っておきたいのは、「時間は有限」ということ。
どれだけ優れたタスク管理ツールを使っても、1日は24時間しかありません。
つまり、全部を完璧にやろうとするのは無理なんです。
「これもやらなきゃ」「あれも終わってない」――こうした思考は自分を苦しめるだけ。
まずは「全部をやる」ではなく、「本当に大事なことだけをやる」と決めること。
完璧を目指すのではなく、必要なことに集中する。その割り切りが、心と時間に余裕を生みます。
2. 優先順位は“自分軸”で決める
タスクが多くなる原因の一つに、「他人軸」で物事を決めてしまっていることがあります。
「上司に言われたから」「みんなやっているから」「断れなかったから」――これらはすべて他人軸です。
一方、時間に追われない人たちは「自分軸」を持っています。
「自分にとって大事なのは何か?」という視点でタスクを選ぶ。
たとえ周囲がどうであれ、自分の価値観に照らして優先順位を決めることができれば、無駄なタスクに流されずに済みます。
自分軸で選ぶ力が身につくと、他人の期待に振り回されることが減り、心の余裕も増えていきます。
3. “忙しさ=充実”という思い込みを手放す
「忙しいってことは、それだけ必要とされてるってことだよね」
そんなふうに思ってしまうことはありませんか?
確かに、頼られることや求められることは悪いことではありません。
でも、忙しさの中で自分を見失ってしまうと、本末転倒です。
忙しさは充実の証ではありません。
本当の充実は、「自分が大切にしたいことに、時間とエネルギーを使えているかどうか」で決まります。
あえて何もない時間をつくる。スマホを手放して、ぼーっとする。そんな時間の中に、余裕や創造性が生まれてきます。
4. 完了よりも“進捗”に目を向ける
「今日、あれもこれも終わらなかった……」
そんな日は、自己否定の気持ちが強くなりがちです。
でも少し視点を変えてみてください。「終わらなかった」ことではなく、「どこまで進んだか」に目を向けるんです。
たとえ1ミリでも進んだなら、それは立派な前進です。
進捗を実感できれば、モチベーションは保たれますし、気持ちも前向きになります。
タスクを終わらせることよりも、地道に進めること。
積み重ねることに価値を見出すマインドが、結果的に時間の使い方を上手にしてくれます。
5. “今ここ”に集中する
「次の予定までにあれを片付けなきゃ」
「昨日のやり残しが気になる」
そんなふうに、未来や過去に意識が行ってしまうと、目の前のことに集中できません。
時間に追われている感覚は、実は「意識の分散」が原因であることも多いです。
大切なのは、“今ここ”に意識を戻すこと。
たとえば、パソコンに向かって作業しているときは、それだけに集中する。
スマホを見ながらメールを書いたり、別の会話を聞きながら資料を作ったりしない。
マルチタスクは一見効率的に見えて、実は集中力を下げて時間を浪費します。
一つひとつを丁寧にこなすことで、結果的に効率も上がり、余裕も生まれてきます。
6. 「忙しい」は選択の結果と知る
「今、めちゃくちゃ忙しいんだよね」
そう言いたくなるとき、少し立ち止まって考えてみてください。
本当に“やらされている”ことばかりでしょうか?
実は、自分の意思で選び取っていることが多くありませんか?
「断らなかった」「全部引き受けた」「手を抜けなかった」――
それは自分が選んだ結果でもあります。
「忙しい」は環境のせいだけではなく、自分の選択の積み重ねである。
このマインドセットを持つことで、逆に「変えられる」という感覚が手に入ります。
自分で選んだなら、自分で変えることもできる。
そう思えるだけで、時間の使い方に責任と自由が生まれます。
おわりに
今回は時間に追われないためのマインドセットを紹介しました。
私が紹介した内容は下記になります。
時間に追われない働き方は、単なる時間術やタスク管理だけでは実現できません。
「どう考えるか」「何を大切にするか」といったマインドセットが土台になってこそ、テクニックが生きてきます。
ほんの少しずつでも、今回紹介したマインドを日常に取り入れてみてください。
少しずつ、自分の時間を自分の手に取り戻せるようになるはずです。
何より、「時間の余裕」は、心の余裕と直結しています。
忙しさに流されるのではなく、意図的に生きる選択を。
その一歩が、あなたの働き方と人生を豊かにしてくれるでしょう。