お疲れ様です。クラークです。
「楽しいことをしているはずなのに、なんだか疲れる」
「休みの日なのに、全然リフレッシュできない」
そんな感覚を覚えたことはないでしょうか。
実は、楽しさと余裕は同時に存在しないことが多いんです。
でも本当は、この2つはどちらも人生に欠かせないもの。
片方だけを追いかけても、どこか満たされません。
今回は、「楽しさ」と「余裕」を両立させるための“シンプル思考”をテーマにお話しします。
難しい自己啓発ではなく、日常の中で少し意識を変えるだけで、心と時間にゆとりが生まれる考え方です。
1. 「楽しさ」は刺激、「余裕」は静けさ
まず整理しておきたいのが、楽しさと余裕の性質の違いです。
- 楽しさ：外に向かうエネルギー（刺激・行動・変化）
- 余裕：内に向かうエネルギー（静けさ・安定・整理）
たとえば、友達と飲みに行ったり、旅行に行ったりするのは“楽しさ”です。
一方で、何も予定を入れず、静かに読書をしたりコーヒーを飲んだりするのは“余裕”の時間。
この2つはどちらも大切ですが、両立の鍵はバランスです。
外の世界に向かいすぎると疲れ、内側にこもりすぎると退屈になる。
だからこそ、「今日は楽しむ日」「今日は整える日」と分けて考えるのがコツ。
週に1〜2日は“余裕のためのオフ”をあえて確保することで、心が自然と回復します。
2. 「足し算」よりも「引き算」で考える
楽しさを追い求めると、つい予定を詰め込みすぎてしまいます。
新しい趣味、飲み会、買い物、イベント…。
でも、余裕を作る思考法は真逆です。
「何を増やすか」よりも「何を減らすか」を考えること。
たとえば、
- SNSを眺める時間を減らす
- なんとなくの誘いを断る
- 毎日の持ち物を減らす
こうした“小さな引き算”は、見た目以上に心を軽くします。
部屋も予定も気持ちも、「余白」があることでようやく呼吸ができる。
そしてその余白が、次の楽しさを心から感じられるスペースになるんです。
3. 「ちゃんとしよう」を手放す
「もっとちゃんとしなきゃ」
「しっかりしないと」
真面目な人ほど、この言葉に縛られてしまいます。
でも、余裕を持つ人は“ほどほど”が上手。
たとえば仕事でも、完璧主義より“7割で回す”くらいがちょうどいい。
掃除も筋トレも、毎日じゃなくてもいい。
ちゃんとできなかった日を責めないことが、余裕の第一歩です。
むしろ、「今日はやらない」と決める勇気こそが、自分の時間を取り戻すスイッチ。
頑張ることより、ゆるめることに意識を向ける。
それが、シンプルライフの本質です。
4. 「楽しさ」は義務ではなく“結果”
多くの人が「楽しもう」と努力します。
でも、本当の楽しさは“頑張って作るもの”ではありません。
楽しさは、余裕の中から自然に生まれる結果です。
たとえば、
・朝の時間にゆとりがある
・家が片づいていて落ち着く
・やるべきことが整理されている
こうした“整った状態”があるからこそ、何をしても楽しく感じられる。
逆に、頭の中が散らかっていると、せっかくの休日もどこか落ち着かない。
余裕がないと、楽しさも薄まってしまうのです。
だからこそ、先に余裕をつくることが先決。
楽しさは、その先に自然とやってきます。
5. 「やらないリスト」を持つ
スケジュールを埋めるよりも、
“空ける”ことを意識してみてください。
たとえば僕自身、以下のような「やらないリスト」を持っています。
- 朝からSNSを開かない
- 無理な誘いには「また今度」で返す
- 忙しさを自慢しない
- 疲れているときは「考えない」
こうして“やらないこと”を決めるだけで、頭の中が一気にクリアになります。
これはシンプル思考の基本。
何を足すかより、「何を削るか」で人生の質は決まるんです。
6. 「余裕がある人」は、スローではなく“整っている人”
誤解されがちですが、余裕のある人は“のんびりしている”わけではありません。
むしろ、自分のペースが確立されている人です。
・朝起きたらまずコーヒーを淹れる
・夜はスマホを遠ざけて読書
・予定は詰め込まず、1日1テーマだけに集中
こんなふうに、生活の中に“小さなルール”を持っている人ほど、余裕を感じさせます。
余裕は「暇」ではなく、「整った状態」から生まれる。
だから、慌ただしい日々こそ、自分のペースを見直してみる価値があります。
7. 「完璧にしない勇気」が人生を軽くする
人生において、すべてを完璧にしようとすると、かえって動けなくなります。
・仕事も遊びも100点を目指す
・部屋も毎日きれいに保ちたい
・人間関係も良好でいたい
気持ちはわかります。
でも、完璧を目指すほど余裕は消えていきます。
“まあ、これでいいか”と思える力こそが、心の余白。
少しの妥協、少しの笑い、少しのゆるさ。
そこに「楽しい人生」と「余裕ある日々」の共通点があります。
まとめ：シンプル思考で「心のゆとり」を取り戻す
最後に、楽しさと余裕を両立させるためのシンプル思考を3つにまとめます。
- 楽しさと余裕のバランスを意識する
→ 楽しむ日と整える日を分ける。 - 引き算で考える
→ 何を増やすかではなく、何を減らすか。 - “ちゃんとしなきゃ”を手放す
→ ほどほどでOK。「7割主義」で十分。
この3つを意識するだけで、
日常のスピードが少しゆるみ、呼吸がしやすくなります。
楽しさを感じるためには、まず“余裕”を整える。
そして、その余裕の中で、自分らしい楽しさを育てていく。
それが、シンプルだけど本質的な「余裕ある生き方」です。
